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日本とアジアの関係|テーマ考察

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論作文頻出テーマ「アジアと日本の関係」論述する際のヒントをご紹介しましょう。たとえば次の2点の考察を深めていくのも一つのアイデアです。

1.日本はアジアの一員であるにも拘らず、私たち日本人の中に「アジアの一員」という意識が希薄なのは何故か。

2.アジアの一員として日本人が「アジアにもっと目を向けなければならない」理由は何か。

1について地域としてとても広いということと、課題文と同じように宗教や肌の色の多様性から、異質なものとして帰属意識の希薄さを述べることができるでしょう。でも果たしてそうでしょうか。多様性や異質性が、帰属意識の希薄さの正当性を証明できるのでしょうか。つまりアジアに限らず、多民族・多宗教の国においても帰属意識は育たないことになります。さらに逆に、宗教や人種の構成が均質なら、私たちはアジアへの帰属意識を獲得できるのだろうか、と問うこともできます。あなたが、EUを例に挙げ、「ヨーロッパのような条件がないアジアには難しいことである」と主張することのできます。では、その難しさをどうすれば乗り越えられるのか?ここを深めないと上滑りになってしまいます。

 日本の場合、多様性以外に歴史的背景を考えなければいけないでしょう。日本は、近代化を実現して経済発展を成功させた世界有数の大国です。それだけに、アジア諸国全体の主導権を握っているという優越感からくる「別格意識」があるとは考えられないでしょうか。日本は明治の頃から、「脱亜入欧」(福沢諭吉)のスローガンを掲げて西欧文化の輸入に努めてきました。そして、封建的な古い制度や因習を「アジア的」として排除にも努めてきました。世界有数の先進国でありながら、私たちの意識の中には、今もなお西欧崇拝主義が根強く残っています。あなたも思い当たることがあるでしょう。そのような背景から、「日本はアジアの一員である」と言われることに、少なからず抵抗感を覚えてしまう意識が生まれてくると思います。

 でも、日本は、「非アジア」との関係では、必然的に多様で異質な要素からなるアジアの一員になるのです。だから、この意味で日本はアジアの代表者、一例にならざるを得ません。非アジアとの違いにおけるアジアの個性、アジアらしさとは何か。多様性の中にあるアジア的な理念を見出す作業は、文化の面でも経済の面でも今後重要になるのではないでしょうか。今までこの作業は、ほとんどなされてこなかったのですから。


やる気を続けることの大変さ!今回のお話の続きは次回にまた・・・。ご紹介できる内容はこれからです。当ブログをこれからもよろしくお願いします。

次回またこのサイトでお会いできることを楽しみにしています。

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